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日本人・異文化


矢印 

 空港等の搭乗口の案内板に矢印が使われる。
は左に行く。→は右に行く。
二階や地下に行くのをで表すのもよく分かる。
困るのは直進である。が上に行くのか直進か迷うことがある。簡単に上に行けそうもない時は直進である。
ウィーンの空港で乗り換えの時困ったのは、すぐ近くに下に行く階段もあるがどうも同じ階と思われる。
それなのに直進の矢印がであった。
日本では直進の矢印は上向きのである。
ヨーロッパでは直進の矢印は下向きのである。直進か下に行くのかは、周りの状況で判断しなければならない。
# by iwaokat | 2010-06-06 22:16


スイス(サースフェー)のスキー 

 スイスに住む娘一家と十年振りにスキーを楽しんだ。70歳という年齢と体力の衰え、怪我をしては皆に迷惑がかかるので慎重に滑った。
運転や自転車と同じで、スキーも一度憶えると結構滑れるものである。
3500mの高さまで乗り物を乗り継いで登り、4000m級の山々を眺めながら滑る爽快感は格別である。
氷河のすぐそばにゲレンデがある。氷河はかつてのクレパスが徐々に広がり、大きな岩のような氷がボコボコ並んでいる感じである。氷は美しい水色であるが頭頂は黒く汚れている。その上に新雪がふんわりかぶさっているが大気汚染のひどさが悲しい。コースの途中に氷河の氷が顔を出しているところがあり手で触ることもできる。一番高いドムホルンは4545mで、その反対側にツェルマットがある。

日曜日は目の見えない人も1対1でインストラクターに付き添われて、スキーを楽しんでいた。マークのついた黄色い上着を着て、インストラクターは赤い上着を着て目につきやすい配慮がなされている。
ウィークデイは小さな子供達がインストラクターに付き添われて、八人一組で上手にゲレンデを並んで滑っている。

サースフェーは谷間の小さな村だったが年々訪れる客が増えてホテルも増えている。村の入り口に大きな地下駐車場があり、街中は小さな電気自動車が走り回っている。大気汚染に気を遣っているが街中は禁煙ではない。
多くの人が煙草を吸い、道路は吸殻だらけである。

スキーを楽しむ人は一週間以上同じホテルに滞在するので、ホテルでは毎日夕食のメニューが変わる。私の泊まったホテルでは金曜日の夕食はフォンデューであった。鍋のスープに薄切りの肉を先の細いフォークで暖めて好みのソースで食べる。ブロッコリー・人参・ズッキーニ等も添えてある。

犬を連れた客も多く、朝夕は犬の散歩タイムである。大型犬が多く珍しい犬種を多く見かけた。
街中には、犬の糞を捨てるゴミ箱がビニール袋と共にあちこちに設置されている。

五月下旬から日本のWSチームの高所強化合宿がここである。
今後日本人観光客がもっと多くなると思う。
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# by iwaokat | 2010-04-30 23:46


報道のあり方

 最近の報道は景気がますます悪くなって「大変だ!大変だ!」という。
「トヨタ自動車の収益が一兆円を切った」と大騒ぎをした。しかし、これは赤字になったわけではない。何千億円という収益を上げている。研究開発費も8500億円を維持している。
大変なのは下請け業者や正社員ではない派遣労働者の解雇である。収益がマイナスではないのに、年末を控えて職を失った働きたい人の生活を心配してほしい。

 デパ地下では高価なスィーツが飛ぶように売れ、お節料理の予約は高額なものから完売とか。
高級ホテルでは閑古鳥は鳴かず、満室に近い日も多い。
円安のお陰でブランド品も売れ行きがよさそうである。

 ガソリンや物価も落ち着きをみせている。マイナスも多いけれど、まだまだ日本の底力を示すところもある。
あまり不安ばかりを煽るより、近い将来の経済回復を期待したい。
# by iwaokat | 2008-12-01 23:41


メタボリックシンドロームと秋の味覚 

 最近日本人の中に、巨体の人を時々見かけるようになった。以前なら少し太っている人はいたが最近は巨漢の人を時々見かける。背も高く横幅もかなり広い。食生活の変化であろうか。欧米人並みの体格である。
欧米のレストランは量がかなり多い。とても食べきれない。友人と二人で一人前を取っても、巨大なウィンナシュニッツェル(小牛の肉を薄くたたいてのばし、卵を絡ませてソテーしたもの)一皿が食べ切れなかった。
あれだけの量を毎食食べれば、立派な体格になるのだろう。しかし、身体にはよくなさそうである。
日本ではメタボ対策がさけばれている。腹囲を測って男性85センチ・女性90センチ以上の人は要注意。
街中では、立派なお腹が突き出ている人をよく見かける。
食べ放題・飲み放題の店がメタボに貢献しているようである。夕暮れ時から、仕事帰りの人々が飲み屋に団体で入って行く。アルコールと脂肪の多い食べ物で気炎をあげる。健康のことなど気にしていたら楽しめない。
肥満気味の子供も増えている。ジュースや甘いお菓子にあぶらっこい食事。生活習慣病の予備軍が増えているという。

 終戦前後の日本は食べる物がなく餓死者も出た。
私は、京都の丹波に疎開をしていた。秋には松茸と栗と柿だけは豊富にあった。採れたての松茸は大きくて立派で、香りが強かった。夕方家に帰ると家の外まで松茸のにおいがプンプンしていた。また松茸かとがっかりした。毎日、米が少ししか入っていない松茸ごはん・松茸の味噌汁・焼き松茸・松茸の佃煮の繰り返しであった。栗ご飯は、栗の中にわずかに米が入っているだけだったがこれは強いかおりがないし、満腹感があった。今では幻の丹波の松茸と栗であった。
その頃、湘南海岸では雲丹がごろごろいたそうである。リュックサックにいっぱい採ってきても中身を苦労して取り出せば、どんぶり一杯にもならないくらいだったとか。松茸や雲丹だけでは満腹感は味わえない。白いご飯があってはじめておいしく感じるのである。
テレビなどで松茸・松茸と騒いでいる。貧弱でかおりもあまりしない松茸に大騒ぎをしている。そんな今が幸せなのである。
# by iwaokat | 2008-11-01 23:36


日本の政治 

 麻生内閣が誕生した。閣僚には首相経験者や政治家の子・孫が多い。職業の世襲制になった感がある。アメリカの現大統領も二世である。
選挙には「地盤・看板・カバン」が必要と言われている。親の選挙地盤(根拠地・勢力範囲)・親の知名度である看板と選挙資金のカバンを引き継ぎ、政治一家のエスカレーターで国会に登ってゆく。そんなエスカレーターに乗れない人はテレビ出演で知名度を上げる。
国会の論戦を見ていると悲しくなる。野党は与党の政策を口汚く罵るばかり。与党は次々に出てくる役人や大臣の不祥事に困惑。

 日本が世界から取り残されそうになっているのに、一部の議員や官僚の思惑で財政悪化をひどくしている。レジャー施設や箱物を次々に作り、そのツケが今大きくのしかかってきた。
保育園が不足して、入園待機児童が多くいるのに、そんなものを作ってもよい天下り先にはならない。
少子化対策は、まず保育園の充実と保育時間の延長や病気の子供の受け入れが必要である。祝日や深夜まで働かなければならない女性も多い。
財源がないというけれど、莫大な財源が特別会計にありそうだ。特殊法人とその子会社を減らそうというのも一向に進まない。
偉大な指導者や真に日本の将来を心配する人がいないのだろうか。
ロックフェラー家三代目当主の話 
「偉大な指導者が現れるのは、歴史において、ある一定の時期だけなのだろう。そして、今がその時ではないということなのかもしれない」(日経マガジン1月号より)  
与野党が結束して政治改革をしなければ、益々日本は落ちこぼれてゆく。
幕末の混乱期から明治維新にかけて多くの傑出した人物が出た。
第二次大戦後も多くの人が日本の再建に貢献した。彼らに共通なことは、自分の利益の為ではなく、真に国家のことを心配し、寝食を忘れて働いた。将来を見据えて的確な判断の出来る人が多かった。 
「美しい日本」でなくてもよい。この日本を誇りに思える国にしてほしい。
# by iwaokat | 2008-10-01 22:55

    

留学生との生活から、思うこと
by iwaokat
日本人ならはっきり言わなくても、察しのつくことも多いでしょう。しかし、外国人と話す時は、曖昧な言い方は通じません。しかし暖かい心だけは、万国共通だと思います。

日本人の国民性も分かります。

私の頭を柔らかくしてくれた留学生の皆さんに、感謝します。

iwaokat@nifty.com
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